噛む大切さ 食育BLOG|横浜、中区(石川町)で目立たないインビザライン治療を行なう横浜元町通り矯正歯科

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噛む大切さ 食育

矯正用語集
噛む大切さ 食育

こんにちは。横浜元町通り矯正歯科です☆

矯正用語についてシリーズでお話していこうと思います。

 

私たち横浜元町通り矯正歯科では、できるだけ患者様がわかりやすい用語を使うよう心がけておりますが、矯正治療では様々な専門用語がでてくるときがあります。インターネット等で調べている際に、よくわからない矯正用語が出てくると思います。

 

矯正を始めたい方、以前やっていた方、すでに始めている方にとって、少しでも矯正の専門用語について知る機会になれば幸いです。

 

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 「噛む大切さ 食育」 について  ~『噛むことは良いことが多い!?』~

 

約9万回。

80歳までの食事の回数といわれている数字であり、私たちが普段食事の際に意識せずに行っている「噛む」という行為がいかに大切かということがわかります。

約1トン。

これは成人のおおよそ一年間での食事量といわれている数字です。これほどの大量の食べ物が口を通して体に取り込まれています。

 

「よく噛む」と様々な良い効果をカラダに与えてくれます。

①脳の活性化

しっかり噛んで食べることで、噛んだ時の刺激が歯の根の周りにある歯根膜や舌、粘膜にあるセンサーを介して脳に伝わります。脳に刺激がいくことで脳の様々なエリアが活性化されていきます。記憶や認知、感情などの機能が活性化するといわれており、ガムを噛みながらの記憶テストでは記録が向上するという研究もあります。

子供のときに食事でしっかり噛むことは脳の発達に影響を与えます。高齢者においては認知機能や記憶力の低下の防止となります。また、リズムよく噛むことでストレス軽減にも役立つといわれております。

②筋肉

お顔にはたくさんの筋肉があり、しっかり噛んで食事をすることでお顔の筋肉が活性化されます。成人では、柔らかいものばかり食べているとお口周りの筋肉がうまく働かずに、口元がたるんだ印象になってしまいます。また、筋肉を動かすことでお顔の血行が良くなり明るい印象となります。

③唾液

モノを噛むことでお顔の筋肉が活動することによって、お顔の周りにたくさん存在している唾液腺が活性化されて唾液がよく出てきます。唾液腺は唾液を作って貯めて出す機能をもっており、筋肉による刺激や脳からの刺激によって活動します。唾液の役割は、潤滑・抗菌・保湿・再石灰化・自浄・pH緩衝・保護・消化等多岐にわたって良い影響をカラダにもたらしてくれます。

④骨の発達 歯並び

嚙む力が骨の発育に影響しているという研究があり、しっかり噛んでいないと骨の成長が少なくなり、顎のサイズに影響を与える可能性があります。小さい顎では、歯並びの不整や顎関節症、睡眠時無呼吸症候群等の悪影響を及ぼすことがあります。歯並びについては、顎が小さいと歯が生えてくるスペース不足となり、本来生える位置からずれて生えることでガタガタになったり、生えてこない埋伏といったことが生じます。

⑤消化器官 満腹感

しっかり噛んでたべることによって、食べ物がきざむ・つぶす・こねるをされて胃や腸の消化器官にむかうので、消化器官の働きを助けます。

食べる速さと肥満度(BMI: Body Mass Index)の関連性があるというデータもあり、あまり噛まずに早く食べてしまうと脳の満腹中枢を刺激できずに満腹感を得られずに必要以上の量をたべてしまうことにつながります。

 

それではよく噛むためにはどうすればいいのでしょうか。

①口腔内の状態

お口の環境がしっかりと整ってなければ、うまく噛むことができません。

例えば、食べるたびに痛みがある歯はないか、穴が開いたまま放置されている虫歯がないか、成人においてはグラグラしている歯はないか、抜けたまま放置している部分がないか、歯並びがガタガタのままではないか等を確認してしっかり噛める状態に整える必要があります。

②食習慣

「こ食」になってませんか。服部幸慶先生によると6つの「こ食」は栄養が偏り食欲が減退するといわれております。

「孤食」独りで食事している。「個食」家族でそれぞれ個別で違うものを食べる。「固食」嗜好が偏っている。「小食」食事量が少ない。「濃食」糖分や塩分が多い。「粉食」米ではなくパンや麺を主としている。

子供の上記のような食習慣では、情緒が不安定になったり、協調性にかけたりと社会性を損なう可能性があります。

③姿勢

食事の際に姿勢を意識しているでしょうか。マナーのような見栄えだけではなく、体の発達や噛み合わせにも影響するので、正しい姿勢での食事を意識することは重要です。

机と胸元との距離は適切でしょうか。こぶし一個分を目安として机と体が離れすぎないようにしましょう。遠すぎると猫背になったり、顔を前に出して食べ物を迎えにいくこととなり舌を前に出しながら食べる癖がつきます。顎を引いて食事する習慣も大切です。

いすの高さは適切でしょうか。膝が90度で曲がって足が地面にくっついて安定していることが大切です。不安定なままだとしっかりと噛むことが出来ません。

④噛む回数

気づいたら数回噛んだだけで飲み込んではいないでしょうか。ごっくんと飲み込むまでに、たくさん食べ物を噛みましょう。目安はひと口分を30回ほどです。早食べが習慣になっている場合は、一度箸を置いて噛むのもいいかもしれません。

また、食べ物を小さくなるまで噛むことで消化器官への負担も軽減できます。

食卓に常に飲み物を置いてませんか。食べるたびに飲み物を飲んでいると、あまり噛まずに流し食べになっている可能性があります。食事の前後での水分摂取が理想的です。

 

毎日の食事で「よく噛む」ことを意識することで、小児では食育として骨や筋肉などの健全な発育を目指していきましょう。成人においては、「よく噛む」ことで生活の質を向上しいつまでも健やかに過ごせるようにしましょう。

また、すでに顎が小さく歯並びがよくない状況でも、小児では顎の幅を広くして歯を並べるスペースを確保する矯正治療を適用できる場合もあります。成人では、歯を失ったり、歯並びの不整で噛みにくい方は矯正治療でより良い噛む環境に整えることが出来ます。

 

当院のマウスピース矯正治療では、精密検査をもとに3Dシミュレーションを用いて、患者様にとっての最善の方法を提案させてもらっております。

歯並びや口腔環境が気になる方は、ぜひ一度当院の無料矯正相談をお気軽にご利用されてください。

Zoomを用いたオンラインでも矯正相談をお待ちしております。

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