こんにちは。横浜元町通り矯正歯科です☆
矯正用語についてシリーズでお話していこうと思います。
私たち横浜元町通り矯正歯科では、できるだけ患者様がわかりやすい用語を使うよう心がけておりますが、矯正治療では様々な専門用語がでてくるときがあります。インターネット等で調べている際に、よくわからない矯正用語が出てくると思います。
矯正を始めたい方、以前やっていた方、すでに始めている方にとって、少しでも矯正の専門用語について知る機会になれば幸いです。
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「プライヤー」 について ~『ワイヤーを調整する』~
「プライヤー」とは、矯正治療において、歯を動かすワイヤーや結紮線を調整する際に使用される器具です。
形状は片手で握って持つことができ、工具のニッパーやペンチに似ています。
先端が様々な形状をしており、用途によって使い分けます。
鋏状や円形、三角形、丸形、嘴状など形は多種多様です。
ワイヤー矯正において、ワイヤーに曲げを加えることでさまざまな力を付与していき歯列を整えていきます。
また、ループを作ることで矯正力のコントロールを行う場合もあります。
歯をワイヤーに固定する際の結紮(細い線で歯とブラケットとワイヤーを固定すること)を行う場合にも使用されることもあります。
プライヤーを用いて手作業でワイヤーのアーチを変えていくことで、理想の歯列へと近づけていきます。
ワイヤーに力を加えて変形させることで、歯列にセットしたときに加わる力を利用します。
主な内容としては、ガタガタの歯を整えたり、低い位置にある歯を引き上げたり、歯の回転を正したり、歯の軸を揃えたりしていきます。
加える力の大きさや角度や方向によって歯の動きは変わってしまうため、プライヤーを使った矯正は職人技といえます。