こんにちは。横浜元町通り矯正歯科です☆
矯正用語についてシリーズでお話していこうと思います。
私たち横浜元町通り矯正歯科では、できるだけ患者様がわかりやすい用語を使うよう心がけておりますが、矯正治療では様々な専門用語がでてくるときがあります。インターネット等で調べている際に、よくわからない矯正用語が出てくると思います。
矯正を始めたい方、以前やっていた方、すでに始めている方にとって、少しでも矯正の専門用語について知る機会になれば幸いです。
****************************************************
「フレンケル装置」 について ~『歯はいろんな方向から力をうける』~
「フレンケル装置」(Frankel Functional Regurator)とは、成長期に使用する機能的矯正装置のうちのひとつで、歯の周りに存在している様々な筋による外力を排除する装置です。
成長期における歯列の土台作りのための装置です。
歯は口腔内の様々な筋による外力をうけてその位置や軸がずれてしまい、歯列不正の原因になってしまいます。
また、成長期において歯列が広がろうとするのを筋が妨げてしまう時があります。
歯に影響を及ぼす筋肉として、口輪筋や頬筋、オトガイ筋、舌筋などがあります。
頬筋(頬をすぼめて歯列を内側に倒そうとする筋肉)や舌筋(舌を動かして歯列を外側に倒そうとする筋肉)などのバランスが歯列に影響を及ぼします。
これらの筋力を排除するのがこの装置の役割です。
「フレンケル装置」の構造としては、歯列の周りを針金や樹脂でガードすることで、上記の筋肉による外力が歯列に影響を及ぼさないようにします。
また、低位舌(舌が下の位置に下がっており歯列を内側から押してしまっている状態)を改善する効果もあります。
上記の構造により歯列に及ぼす外力を排除することで歯列の広がりを助けます。
☆適応される症状
反対咬合(受け口)
上顎前突(出っ歯)
過蓋咬合(深い噛み合わせ)
交叉咬合(すれ違った噛み合わせ)
….etc
☆特徴
取り外し式なので、装置を洗うことができて清潔に保ちやすい。
取り外し式なので、歯列のブラッシングが通常通りできる。
違和感があるが痛みはほとんどない。