こんにちは。横浜元町通り矯正歯科です☆
矯正用語についてシリーズでお話していこうと思います。
私たち横浜元町通り矯正歯科では、できるだけ患者様がわかりやすい用語を使うよう心がけておりますが、矯正治療では様々な専門用語がでてくるときがあります。インターネット等で調べている際に、よくわからない矯正用語が出てくると思います。
矯正を始めたい方、以前やっていた方、すでに始めている方にとって、少しでも矯正の専門用語について知る機会になれば幸いです。
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「床矯正」 について ~『歯を並べる土台作り』~
「床矯正」とは、矯正方法のひとつで、主に小児を対象としてプラスチックと金属でできた入れ歯に似た装置をお口の中に装着して治療します。
子供の歯から大人の歯に生え変わるときに顎の幅のスペースが足りないとガタガタな歯並びになってしまう場合があります。
歯を並べるための土台である顎の骨の幅を広げるための治療として使われることが多いです。
装置の構造はネジ・床・金属のワイヤーで構成されており、患者様自身で取り外しおよびネジ巻きをしてもらいます。
ネジが組み込まれている装置で骨の幅を拡大する場合は、ネジを一週間に2回45度回す必要があります。付属のキーを使用して一方向にネジ巻きをすることで、装置が左右または前後に段々開いていき、顎の骨の幅が広がっていきます。
ネジを巻くタイミングは寝る前に巻くのが理想的です。慣れるまではご家族の方と一緒に巻いてください。
装置は一日14時間以上装着してもらいます。装着するタイミングは「自宅にいるとき」で、食事以外だと14時間くらいになります。
学校や習い事にいっているときは持っていくと破損や紛失の原因になるのでやめましょう。
一日の半分以上を装置を外してしまっていると後戻りをしてしまうので、矯正治療がうまく進みません。
装置を装着している間に矯正力が働くので、しっかりと毎日決まった時間装着することが重要です。
主役は患者様自身なのです。
床矯正に使われる装置の種類はいくつかあります。
よく使われるものは拡大する目的のものが多く、平行タイプ(顎を横に広げる)・ファンタイプ(前歯のみを横に広げる)・前方タイプ(前歯を前に出す)・後方タイプ(奥歯を後ろに下げる)・閉鎖タイプ(前歯を整える)・斜面板タイプ(下顎を前に誘導する)等たくさんの種類があります。
目的に応じて適した装置を最適な時間使用することではじめて治療目標が達成されます。
お子様とご家族の方に協力してもらって二人三脚で進めていく治療であるといえます。
当院では、精密診断の結果によっては透明なマウスピースタイプを提案する場合もございます。
お子様の歯並びが気になる方やお子様から治したいといわれる方は、ぜひ一度当院の無料矯正相談をご活用ください。