こんにちは。横浜元町通り矯正歯科です☆
矯正用語についてシリーズでお話していこうと思います。
私たち横浜元町通り矯正歯科では、できるだけ患者様がわかりやすい用語を使うよう心がけておりますが、矯正治療では様々な専門用語がでてくるときがあります。インターネット等で調べている際に、よくわからない矯正用語が出てくると思います。
矯正を始めたい方、以前やっていた方、すでに始めている方にとって、少しでも矯正の専門用語について知る機会になれば幸いです。
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「歯根吸収」 について ~『歯の根っこが短くなる』~
「歯根吸収」(Root resorption)とは、歯の根の先が通常よりも短くなること。
生理的な歯根吸収と病的な歯根吸収に分かれます。
生理的な歯根吸収とは、成長過程で自然に起こる反応です。
乳歯から永久歯に生え変わる際に、乳歯の歯根が短くなっていき、グラグラして抜け落ちていきます。
病的な歯根吸収とは、炎症や外力によって、歯根が通常よりも短くなってしまう反応です。
歯の内側から吸収されていく内部吸収と、歯の外側から吸収されていく外部吸収があります。
病的な歯根吸収の正確な発生機序や原因については、明らかにされていませんが様々な要因があるといわれています。
歯に通常ではかからない外力が加わったり、遺伝的要因などによって、歯の根(歯根)が短くなることがあります。
特に矯正治療においては、治療時期、治療期間、過大な矯正力、移動方法、移動量が影響するといわれています。
性別や歯の種類の違いや、常に歯が揺さぶられ続けるような噛み合わせも原因になることがあります。
歯を強く打つ外傷のような外力が根の先端に加わった場合も歯根吸収する場合があります。
矯正治療において歯が移動する際は、歯は移動したい方向の骨を吸収して進んでいきます。
矯正治療の力が大きすぎると、移動する際の骨を吸収するときに出てくる細胞が歯根を短くさせて歯根吸収が起こるといわれています。
従来のワイヤーによる矯正よりも、マウスピース矯正のほうが歯根吸収は起きにくいといわれております。
当院では、事前シミュレーション診断において歯根に過大な力がかかってないかどうか、1歯1歯ずつ確認しながら治療計画を作成しております。
透明なマウスピース矯正にご興味がある方は、当院での無料矯正相談のご予約をお待ちしております。