こんにちは。横浜元町通り矯正歯科です☆
矯正用語についてシリーズでお話していこうと思います。
私たち横浜元町通り矯正歯科では、できるだけ患者様がわかりやすい用語を使うよう心がけておりますが、矯正治療では様々な専門用語がでてくるときがあります。インターネット等で調べている際に、よくわからない矯正用語が出てくると思います。
矯正を始めたい方、以前やっていた方、すでに始めている方にとって、少しでも矯正の専門用語について知る機会になれば幸いです。
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「タングクリブ」 について ~『舌を前に出させない』~
タングクリブ(Tongue Crib)とは、
舌(Tongue)の囲い込み(Crib)からなる矯正装置のうちのひとつで、あえて矯正装置からワイヤーが飛び出した構造になっているもの。
固定式と着脱可能なものがあり、飛び出ている先端は丸くなっていたり波状になっていたりします。
舌がちょうどあたる位置にワイヤーが飛び出した構造をもっており、矯正に悪影響な舌の動きを規制するのに役立ちます。
クリブ(Crib)はそもそもベビー用のサークルベッド等を意味する言葉であり、舌=タング(Tongue)をあるべきポジションに囲い込んでおく意味合いを持ちます。
舌は本来は上顎の前歯の後ろあたりに位置しているのが正常です。
舌を上顎につけてから離す「ポンっ」と鳴らすことのできる位置です。
そのポジションから逸脱して下に落ちていたり、前に突きでてしまうと、歯列のアーチが広がったり、前歯が出っ歯になっていしまう原因になります。
その舌の動きを規制するために、あえてワイヤーを舌に刺激になる位置に設置します。
刺激によって舌はその場所はよくないと学習し位置を改善する手助けになります。
様々な矯正装置と併用する場合があります。
適応としては、
吸指癖(指しゃぶり)
舌突出癖(食事や飲み込み時に舌を前に出す)
….etc