こんにちは。横浜元町通り矯正歯科です☆
矯正用語についてシリーズでお話していこうと思います。
私たち横浜元町通り矯正歯科では、できるだけ患者様がわかりやすい用語を使うよう心がけておりますが、矯正治療では様々な専門用語がでてくるときがあります。インターネット等で調べている際に、よくわからない矯正用語が出てくると思います。
矯正を始めたい方、以前やっていた方、すでに始めている方にとって、少しでも矯正の専門用語について知る機会になれば幸いです。
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「正中 ミッドライン」 について ~『真ん中をあわせる』~
「正中」(せいちゅう、median)とは、人体について左右対称としたときの対称軸となる位置のことをいいます。
歯列矯正において、「顔面正中(顔の中心軸)と歯列正中(前歯の間の線)との一致を目標とすることがあります。
「顔面正中」は、術者や患者様の主観によるところが多く、明確にはとらえずらいですが、おおむね鼻翼最外側点の中点(左右の小鼻を結んだ線の真ん中)またはcupid bow最下点(上唇のへこんだ部分)とすることが多いです。
「歯列正中」は、上下それぞれの前歯の隙間を示します。
歯の真ん中を揃えたいという要望についても、顔面正中vs上の歯の歯列正中 or 上の歯の歯列正中vs下の歯の歯列正中 ではやっていく内容が異なります。
そもそもなぜ正中がずれるのかという疑問についてはいくつか理由があります。
①完全な左右対称の人はいない
②歯も一本一本個性があり、左右で形が完全に左右対称ではない
③上下の顎がずれている
④左右で歯の本数が違う
⑤歯がねじれておさまっている
….etc
完璧に左右対称のひとはいませんが、もちろんできるだけ正中を揃えたいと我々歯科医師も考えております。
正中をできる限り揃えるために行う工夫として、歯を一本すつ移動させて全体を左右にずらす方法があります。歯を削ってスペースを作って寄せる場合もあります。
当院では、お顔の写真やX線などの資料をもとに正中がずれている理由を明確にお伝えして、生体としての許容範囲のなかでできるだけ正中を揃える計画をお伝えしております。
歯並びでお悩みの方は、当院の無料矯正相談に足を運んでいただけると幸いです。